テレビが顔と顔の向かい合いに対し、ラジオは横よこの会話に似る、2メートルでも距離は十分取れる。聴きながらうつらうつら寝こめるのもメリット。昨夜は高橋源一郎の飛ぶ教室、冒頭から鎌倉自宅「電話が切れてつながらないトラブル」が発生した。NHKの小野文恵アナウンサーがあせくりまくって時間を持たせる。放送内容より、トラブル対応のほうがおもしろく、癒し(疲れがとれる)になった。オンライン授業だのテレワークだの、かっこつけた美しい情報にせかされる。実態の双方向(できてる)は、1割以下ではなかろうか。私の関心は、設定のトラブル、テクノストレス、おろおろ人間模様である。9割を放送してほしい。例えば、在宅勤務のうまいさぼり方(裏技)、雑談をはさまないと気がめいる、あの上司は意図的に家族を映したね、どこかでトイレの排水音、など。
15000円キャノン製プリンタの純正インクが6000円、アタマにきて互換インク300円を購入、装着して印刷「文字がかすれる」、ありゃりゃ、なんどやっても徒労、純正を買いなおして交換したら、バッチリ印刷。アタマにきた、返品だ。
本棚の背表紙をぼんやり眺める楽しみ。司馬遼太郎の歴史小説はほとんど読んだが、「英雄史観」に閉口して止めた。「ロシアについて」を再読。博学に驚嘆する。中ソ不可侵条約の破棄や北方領土問題の歴史的理解。「人間の集団について(ベトナム)」が読み待ち。藤原正彦「名著講義」、お茶の水女子大で学生とディスカッションする内村鑑三。日露戦争に反対、日清戦争に賛成、など。日露戦争に勝った頃からアジア人蔑視がはじまったのではなかろうか。若い頃は、読書量は知識量、1ページ毎にカシコクなると思っていた。まったく誤認だった。古来ビジネスや政治のリーダーが概して読書家でないのはなぜか。写真は今朝の散歩で、厳密には個人宅が特定できる、こんな写真を載せてもいいのかなあ。
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