そうだ 山谷、 行こう。

銀座は飽きた。そうだ 山谷(さんや)、行こう。5月4日(金)都電荒川線、名前が変わっているが、こちらがなじみがある、に乗ってガタゴト、終点三ノ輪橋で降りた。バラを写す。テレビで山谷特集をやっていたし、高度成長期、日雇い労働者の街としてなにかと話題になった。いまは、旅館業法の応用、簡易宿泊所で、外国人観光客を集める。大通りで左へ行けば、樋口一葉記念館の表示、で曲がった。吉原の跡地、ソープランド街を抜ける。昼間だからうるさくない。記念館、流麗な毛筆が飾ってあって、天才に感服。山谷の道路は清潔だった。中華料理店に入ったら常連で昼間からビール酒盛り、新人の私をじろじろ見るでなく、圏外者、外国人を歓迎、受け入れるゆるい雰囲気がある。昼間のビールは当方も同類、日雇い労働者も似たようなものだ。

民泊、政党ポスターがあり、禁止、推進の二刀流。台東区の空き家相談会が進んでいるという背景が読めた。どこでも偏見なく行き、偏見なく人に会えば、この世はよき刺激、学びに満ちている(なんちゃって)。ネットで調べて、けんちん汁、餅入り、大倉屋、270円がめざすところ。残念、休みだった。山谷に心を残した。学校跡地に校歌の石碑があって地元の誇りを感じた。5月11日(金)は上野の西郷さん前で待ち合わせ、中学同窓会9名、木曽路上野店で歓談した。一般論だが、各種OB会などで「なにをかっこつけとんねん」という御仁がいる。山谷は俗世のすべての貸衣装を取っ払ってくれる聖地である。

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