新入社員

メルカリ:スマートフォンで、フリーマーケットの利用ができるアプリ。それ以上は知らない、使ったことがない。来年の「内定者に対し、個人のスキルやバリューに応じた適正なオファー(年収)を、学年不問・時期不問で提示」年間の初任給100万円上乗せもあるそうだ(聞いた話)。私のいじわる妄想がふくらんだ。
伝統のある大企業に就職したA氏、同期と並んで、28歳で主任(係長)に昇格。上司のB課長は20人をたばねる36歳、順当な昇進である。B課長、A係長とも「実力がある」「わかっている」まわりからは高い評価だ。

新入社員が配属されることになった。B課長から「しっかりきたえてくれ」と指示されたA係長は初めての部下に気分高揚。仕事の指導もあるが、上司部下の人間的な信頼関係が先だ。自腹でかまわないから、飲みに連れていこう。飲めるクチかな。
C部長(55歳)から、全員が呼ばれた。「新入社員ながら、わが部門にないエキスパート、私の後任の部長になってもらう。」初任給は、B課長、A係長より多いらしい。ばれたら妻や息子に顔がたたない。B課長、A係長は努めて平静をよそおって作り笑いをしたもののショックは大きかった。内心の変化「先の見えたC部長より勢いのある隣のD部長(42歳)にお近づきになろう。」
過去の成功体験や年功序列、論功報償ご褒美の最終が社長職。企業、役所だけではない。文化勲章の学術、芸術団体の順送りしかり。2002年(平成14年)島津製作所の主任だった田中耕一さんに授与されたノーベル賞だけがしがらみのない異彩を放つ。文化勲章はあわてて追認した。写真はmercariサイトから無断でゲット。

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