句題:色気
可愛さに肩を抱きそで近寄らぬ 偏人
長編のその部分だけつまみ食い 偏人
理屈っぽいブログが続いたのでここらで音楽を。といっても私の音感は歌謡曲で止まる。西郷輝彦さん65歳当時の元気なインタビューをラジオ深夜便が二夜連続で放送した。人間的な円熟を感じたが、「鹿児島のみんなを見返したかった」と語ったのが印象に残る。この引用は正確ではない。「みんなを」か「同窓を」か「親戚を」か既に録音は削除され確かめられない。市立谷山小、中学校卒、県立鹿児島商業高等学校を中退、家出、どんな家族事情があり青春歌謡スターになるまでどんな苦労があったか委細はネットに任せよう。イヤな思い出もあっただろう。成功者に対してお近づきになりたい、同窓会の対応はよく変貌する。
歌や俳優の才能に恵まれた。上手くもなく歌詞も明瞭ではないが「君だけを」の甘い歌声は独特の魅力がある。前立腺がんは治ってほしかった。シドニーで治療。65歳のインタビューでも「最後まであきらめない」を何度も口にした。NHK 新・BS日本のうた2021年8月15日の再放送、橋幸夫さんが「潮来笠」を歌うが声がかすれてやっと(その後引退を表明)。吉永小百合さんは「寒い朝」を若い歌手に任せて横で拍手役に徹した。最後に「いつでも夢を」のほんの部分を独唱したがつらそう。島倉千代子さんは10年早く引退したらイメージ維持。声量は体力、加齢に比例して劣化する。画才、文才、博才?、書才、数才との違い。
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