句題:世話
善い事を してる積もりの おせっかい 偏人
気配りを そうと見せない 名幹事 偏人
4年ほど前、年賀状の近況からメール交流が始まった旧友、実は40年の空白を経ての新(親)友と川柳の批評が続いている。この方がメールで送ってくれる川柳は技術者の視点があり啓発される。私も毎回感想、コメントを書いて、それにまたレスがある、累計212回目。犬に見た 眠るが如き 大往生 静洋作 「生れた直後から16年以上飼っていた愛犬が、先日、あの世に召されましたが、こうありたい、と思うほどの静かな死にざまでした。」
私のコメント「、ペットロスに悲しみもあるでしょうが、老衰死は暗くない。人間の7倍とすると、112歳、その犬も同類も死をまるごと受容し、人間だけが思い入れ。自然体は荘厳にして美しい。平均寿命、治療という知識があることは幸せか、問われます。」この句は完成度が高く新聞の入選レベルだと思う。しばしばこの方の「穿ち(発見、目の付け所)」を借用して改作を送る。そしてよく辛口の批評をする。コロナ禍で じっとしてるが 腹は減る 静洋作 には、なんとなく男目線を感じる、とちくり皮肉。「、いつも思うんですが、吉永さんの批評にはなるほどと思うことが多いので、これからもよろしくお願いしますね。」
お互い作品を批評しあう辛口もまたよしの関係である。読んでいるブログにも内心いろいろな感想がある。感性があり視野は新しく広く文章が簡潔、個性が頼もしい。だから継続して読んで老いの日の良い刺激をいただく。Aブログは「広告が目立つが無料でも減らす設定がないか、相談があればご一緒に考えたい」Bブログは「、のである。」で終わる文が多いが、のであるを全部カットで文章がすっきり締まる。Cブログは読書量に感服するとともに「ちょっと引用部分が多いかな。要約で自分の言葉に替えた作者の自分表現を聴きたい」
備忘録
画像は俳句の添削例、袴には腕を通すより腰を通すで、イメージが生き生きする。我々も他の批評をなるほどと思えば変えたらいい。先生の添削で感心しないのもある。自分満足ならそのまま通せばいい。俳句もブログも川柳も。ハーモニカを購入した。TOMBO 複音ハーモニカ・バンド21穴 C調163センチ(W)解説CD付き入門セット 3,400円。その前、単音10穴20音をほぼ同じ価格で購入、開けたらあまりに小さいタヨリナイ感じ105センチ(W)で返品。返品料金2000円強、口もつけてないのにアタマにきてアマゾンに電話、全額返金となった。65年ぶり、一回も手に取らず吹いてもいないハーモニカ。故郷を拭いて演奏できた。自転車と同じ、身体感覚で覚えている。口の左右うごかし音拾い、吹く吸うで音出し。
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