句題:たじたじ
特盛りの 刺身を食って 飯残す 偏人
役員を 決める場面で 腰を引く 偏人
ちょこっと電車に乗って散髪に行く。理容師さんとの密接もあまり怖くなくなった。前回の200円割引券を使える。「髪を分けますか」「はい」「はっきり分けますか」「はい」私の写真を見ていただけば漫才だろう。まだ少々だが残っている。言葉丁寧に気をつかってもらう。「眉毛を切ってください」「はい」「なにかつけますか」「ムースかなんか」「はい」
理容室の裏の通りに古書店がある。こんなところに一軒だけと思うのは、三田線で30分も行けば古書の聖地、神保町があるから。そこまで行きたくない。初めて入って驚いた。狭い通路をゆるゆる歩く。横に並べられ縦に積まれたびっしり本を確認する。よく整理されている。ホコリをかぶっていない。民族派系?の「反日種族主義 日韓危機の根源」から日本共産党幹部の著作まで。幅が広い。中身はだいたい想像する通りなので手に取らなかった。
いまは文庫になっているハードカバーの本が安い。食指が動いたのは「話を聞かない男、地図が読めない女」外国人共著の翻訳、主婦の友社、1600円を300円で買えた。ベストセラーだった記憶がある。発行は2000年、インターネットが出版界を蹴散らす前だ。副題がー男脳・女脳が「謎」を解くー。心配なのは、客も売り上げもほとんどなさそうなこの古書店がつぶれないかである。通りから写真を撮った。大きな立て看板が3階ぐらいまでの窓に掛かる。そうか、店主が大家さん自社ビルだ。家代々の趣味を兼ねる。経済論理だけではない。
備忘録
タイトルは「古書」か「散髪」かで迷ったが「散髪」にした。店名がわかる写真はご迷惑がかかるかも、とテレビの画面にした。プライドあるこの店にまた来ようと思った。安倍さんは会食が好きでマスコミ幹部と夜な夜なだった。ニューヨークタイムズやワシントンポストがそんなことをすればマスコミの自殺行為と読者から総すかん。表紙の付け替えでなく中身を問う。民主主義の監視のために野党の皆さんも毅然としてがんばってください。国民は必ずしも視聴率お祭り報道に乗せられませんよ。月例句会が終わった。続いて駄作を転載。
国民は 総理選べぬ もどかしさ
ノーレスは 想い溢れと 深読みす
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