方言

枠同じ 顔はいろいろ オンライン  偏人
上や下 身体ふわふわ  宇宙船 偏人

テレビで薩摩の出番は多い。NHKの大河ドラマでは「今度はだれが西郷隆盛を」などと話題になる。俳優の鹿児島弁は地の我々には「へんなイントネーション」「、ちがうな」である。専門に指導するネイティブがいてもよそんし(県外人)が完璧に真似るのは不可能だ。東京の鹿児島県人、他県人が数人で集まった席で、私が地元の友人に電話をした。いきなり鹿児っま語に他県人から「わー!」と正調を目の前で聴く感動の表情(、そう見えたね)。

藤沢周平は山形県鶴岡市の出身である。著名な作家になった後も中学同窓生が東京の自宅に訪ねてくると庄内弁まるだし「おーあがれあがれ」と抱きかかえるように部屋に招じ入れた。同窓会で講演を頼まれて壇上に立ち、皆さんと同窓生である幸せ、と絶句感涙したとか。庄内のミニコミ誌か山形の地方紙か忘れたが、方言、庄内弁はいずれもっと脚光を浴びるだろうと書いた。以上の藤沢周平と方言にまつわるエピソードは私のうろ覚えである。

ちょっと名が売れると同窓と距離を置きたがる御仁もいる中でさすがだ。英国は世界に植民地を持ったから英語が世界語になった。ある時期までは方言だった江戸弁が東京首都で標準語になった(地方人の根拠のないヒガミ)。そして「薩摩」の武骨直情のイメージ。及ばずながら応えなきゃと軟弱の私は自戒する。映画「花のあと」をテレビで観た。藤沢周平好みの一途で品があり剣のできる女性。見終わってから北川景子と知った。政治の世界にもいますか、こんな女性。表面的な顔の造作、年齢の若さではない芯の強さ。いますよ(内緒)。

備忘録

画像は隣のマンション。見えない左の広場には桜の大木、保育園もある。冒頭の川柳は8月23日掲載の、オンライン 画面サイズは みな同じ、宇宙船 身体ふわふわ 上や下 の改作。クスッと笑える要素がないのが残念。役職をはじめ実力に一致しない階層社会、オンラインは平等、社長が上に配置されることはなく発言機会も同じ。隔離された狭い空間ながら重力のしばりがない宇宙飛行士たち。足や腕の障がいとも無関係。パラリンピックが開会した。


朝に祈り夕べに感謝

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