品格

川柳は 穿ち真似ると 出来やすい 偏人
ピーナッツ 空の袋に 手が伸びる  偏人

オリンピック開会式、天皇陛下が開会宣言を発するため立ち上がられた。横の菅さんは座ったまま、あれ、間が空いて小池都知事と目を合わせて起立した。失礼だよね、イヤ待てよ、西洋式ではエンペラーの後に続いて立つのがマナーかな。で図書館の新聞を読んでいたら、実情はバッハさんの日本語「天皇陛下に開会宣言をお願いします」に続けて会場アナウンスが「皆様ご起立願います」全員に促すシナリオだった。スキップしたのはバッハさんの長演説が混乱の原因。場内アナウンスにバッハさんの演説の終点がきちんと連絡されなかった。綿密なリハーサルもなかった(と思う)。イベント慣れの広告代理店まかせもお粗末だ。

平成天皇皇后両陛下の品格のリアルを目の前で感じたことある。国際的な学術授賞式で両陛下が左の袖口から入ってきて舞台の右側に着席された。受賞者への表彰状授与の儀式が進む間、両陛下は身じろぎもなさらない。中心になる人への敬意の表し方。お顔と視線はぴったりフォーカスされたままそれない。お愛想で会場に手をふったりキョロキョロ見まわしたりは下々のやること。拍手以外はまったく動かない姿勢。なるほどこれが品格だと思った。

横綱の品格が問われる。私は白鵬の(相手の顔を)張り手、かちあげ(肱打ち)を全部反則負けにルール変更を提案したい。髷をつかむのは反則負け。土俵上で大げさに吠えたりガッツポーズもマナー反則負けに。千代の富士が辞めて相撲を見ないという向きはたぶん日本人力士のふがいなさだろう。永瀬貴規の決勝の相手はモンゴル代表。決着がついた後二人は互いの手を上げて健闘をたたえ合った。モンゴル人が武道の美学を知らないわけではない。

備忘録
ホームページ第1回の発信に悪戦苦闘していた頃1996から読み継いできたマニュアル本が本棚に並ぶ。Front Page2000(マイクロソフト)→Movable Type(ブログの基礎技術)→ホームページ・ビルダー(IBM→ジャストシステム)→WordPress他のCMS(Contents Managemennt System)の花ざかり。Googleサイトまでたどりついてメリットだけでなくデメリットも認識するようになった。自分の趣味を他に推奨するあまりの余計なおせっかいもあったろうし、情報非同期による自業自得のストレスも。Googleはさらにメジャーになると思う。時々のマニュアルの改訂版を公開することで同好の士が出てくれば幸いである。






朝に祈り夕べに感謝

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