たまにゃあね 霜降り焼いて うっしっし 偏人
馬ほどに 稼げないけど 食支え 偏人
人気番組「チコちゃんに叱られる」、キメぜりふが「ボーっと生きてんじゃねーよ!」、騒がしさが気にさわって見なくなった。ボーっと生きてるけど平和だね。「人生は、、、」みたいな話をすると「年寄りぶってんじゃねーよ」と叱られそうである。自分史=自慢史は鼻つまみだが、失敗談とそこからの立ち直りなら若い人も聞きやすいのではなかろうか。平々凡々でも「年の効」はある。NHKファミリーヒストリーに、ビートルズのジョン・レノンと結婚したオノ・ヨーコさんとその一人息子さんが登場した。「お母さんが話してくれた、困ったことや悪いことに思えても、本当は一番よいことかもしれないんだって」に納得した。
私の悪戦苦戦は幾度かあるが、40代の初めにパソコン部門に転勤した時期がある。コンピューターのコの字もわからない。会議ではチンプンカンプン。任務は中間管理職で営業企画だったが、正直なところ「担当者の仕事」もできなかったと思う。後でわかったのだが、マネジメントにあたる方々も、もっと上の社長まで同じだった。会社のブランドは輝いており、創業者は偉大であり、単品で数々のヒット体験があった。結果的にその後も時代に合わせた改革ができない重荷になっている。上から下まで「こんなはずがない」過去の成功体験が災いする。不本意な退職、ノイローゼなど犠牲者には今も胸が痛む。私は仕事師でも真剣でもないので生き延びた。黎明期、コンピューターが時代の主流になるだろうという表面チヤホヤはあった。苦しくても認められなくても「その商品」「その仕事」が好きなら乗り越えられると思う。
苦節は2020年に生きる。「業務引継ぎ書」に関してショートメール(電話番号)でアドバイスをする。相手によっては長文が可能である。パソコンを立ち上げてメールを、の手間がない。返信も送信も速い。プレーヤーは辞めても、気楽な応援席、拍手席の役割があると思う。もう責任はしんどい。プレーヤーが迷ったとき孤独なとき、ヒントを出す、結果を認証する、プレーヤーは自信と勇気が出る。挫折を経験したシニアの出番ではなかろうか。デジタルには、リンク、アクセス数、写真、オンライン、SNSなど夢中にさせる要素(魔物)がある。デジタル技術の行きつくところ「空しさ」である。技術に溺れない距離を置く。幸福と充実感(やりがい)は、自分にも相手にもなく、その間(空白)にある、だって人間って書くでしょう、先日のショートメールに書いたこと。あの七転八倒は会社と業界と時代のものだった。
備忘録
タブレットPC、iPadは身内Aの自室用のセカンドマシンとして購入したが、宝の持ちぐされだった。オンラインで日本語を教える画面で、百均のミニホワイトボードに漢字を書いてカメラに写す。マーカーで書いては消しているうちにうす汚れてくる。iPadの標準アプリのメモを開いて指で手書きする、削除で白紙、ばっちり解決してミニホワイトボードを捨てた。
冒頭の川柳2句は、NHKラジオ深夜便関西発「ぼやき川柳」に投稿したもの。お題は「牛」難しかった。私の工夫は「牛」をそのまま使わないこと。発表は1月1日深夜、どきどきしながら聴いた。二句とも選外。別にぼやかなくても川柳だ。むしろハラハラする毒気があるのがいいのかな。毎月第1、2、3金、募集、がんばります。
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