返信を しなきゃコロナを 疑われ 偏人
画像は、ビックカメラのワイヤレス(スマホ)充電器売り場、文芸春秋誌に載った数学者藤原正彦氏の論文から。
うわさばっかりでがっかりしていたワクチンがようやく欧米で具体化しはじめた。希望である。がっかり、うれし、腹立つ、etcすべて生きて元気だからこそ。ところで、歳末しんみり、知友から喪中はがきが届いていますか。12月早々メールで76歳のモト同僚の急逝を知った。脳梗塞で入院そのまま。前門の虎、後門の狼、コロナにばっかり注意がいって、ふい打ちだ。また、グレーのハガキにびっくり。自称:凡人さんのご逝去、68歳。どんなふうに弔意を表したらいいものか、、、お返しのご負担をかけない方法は?、愚考した結果が、線香付き弔電だった。すぐ奥様から電話があって、3月に発覚、最後は12月、緩和ケア病棟で安らかにだったそうだ。後に女親を残したのは最後の夫婦愛ですよ、なんて慰めながら、電話で初めて涙が出た。哀悼、合掌。
私は長くブログを中断していたが、3月に彼から再開希望のメールがあり、既に余命宣告の中にいたことを知るよしもない。生死の境い目にこのような交流ができてよかった。奥様はブログ名:夢子、ご夫婦ブログで自分のは「ありがとうございました」のご挨拶と共に、クローズ予告。デジタル終活のありかた、を含めてあれこれ考えさせられる。長期の更新停止やさりげない記事の背後に、ご家族の「格闘」あり。私の想像力の及ばないところだった。
某女から、記事にするような特別なイベントやニュースが無くなったというメールがあった。私のアドバイス「いくらでもある日常茶飯事、反復を書けばいいじゃないですか。身辺の人間模様、趣味、家事、風物の観察と描写にその人らしさが現れる、テーマ(ネタ)は特別なことでないほうが逆にいいですよ。」お互いの身辺雑記が遊びであって遊びにあらず、「死=詩であり必ずしも暗くない」ことを記憶する。日経に載る岸本葉子氏のエッセイのテーマはすべて日常些事、平凡心理であり、私はそのかっこつけないお人柄を愛読する(文章ではない)。
凡人さんの最後の投稿「般若心経を暗記してみた」へのコメント&レス
投稿: 東京遊民 | 2020年5月15日 (金) 17時25分
大阪も東京もなんとなく落ちついてきました。いま手元に「清貧の思想」(文春文庫)があります。老眼にもフォントサイズまあまあ、再読してみようかな、と思います。なにせ、朝から晩まで自由時間です。チャンス、古本棚、発見の季節。「私の余多歩き」とはよいタイトルですね。コロナ明けを楽しみに、今しかない思いもあるかなあ、とつぶやきブログを再開しました。皆々様、ご自愛ください。
https://satumayoshi.amebaownd.com/
投稿: ぼんじん | 2020年5月16日 (土) 09時58分
東京遊民様
貴ブログ再開有難うございます。心待ちにしておりました。人生には様々な出会いがありますが、中野孝次氏は私の後半生を拡げてくれた恩人だと思っています。清貧の思想に紹介されていた人たちの生き方考え方には教えられるところが多かったと思います。とりわけ正法眼蔵に対する考え方を示してくれた「道元断章」(岩波書店)は2000年7月第3刷とありますからもう20年の付き合いということになり表装は破れてしまいました。最近NHKが取り上げたひろさちやさんの本を合わせ読んだことから違った角度からの視野が広がったような気がしています。清貧の思想にはご存知の通り他にも良寛、蕪村、本阿弥妙秀、橘あけみ等々の様々な逸話が書かれています。再発見があるかもしれませんね。
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