秋色

嫌われて 台風海で 遊んでる 偏人

声かけを しよか止めよか 夏も過ぎ 偏人

9月、関東に上陸するかに思われた台風が迷走、太平洋で回転して彼方へ去った。10月半ばの午後、散歩に汗ばむことのない気温、秋色を求めて近くの公園に出かけた。通用口から入って猛暑になる前よくたむろした木製の椅子、テーブルの置いてある広場に来て、人影がない。

出口に行きかけたら、おじさんが「そちらは閉まってますよ」「あれ、6時までですよね」10月から4時半です」知らないあんたがワルイ(と聞こえた)。おじさんは地元のボランティアだろう。お疲れさま。お蔭でゴミのない清潔な公園が楽しめます。知らないのっ、はちょっとこたえた。年寄りは注意に弱い。こっちは久しぶり、通用門には閉門時間の表示はなかった。どこかで、私もこんなモノ云い(半知半解)、で他を不快にさせていないだろうか。デジタルは国策として加速、便利だがせわしい。

スマホに替えて10年、紙の手帳だけは手離せなかった。予定が消えたらどうしよう、という不安。その手帳の鉛筆書きが、この半年ほどまっしろになった。Googleの予定帳をiPhoneで見る。うっかり忘れないように、前日、数時間前からの「通知」なんどか。朝には「本日の予定」としてメールも来る設定。秘書をもったようなもの。スマホ依存は難題だが、同じ画面をパソコンでも見れる、バックアップ。苦節、逡巡、ようやく紙の手帳から解放された。これでよかったのかどうか、まだ確信はない。


毎日なにかのオンラインZOOMだが、新しい日常、新常態、ニューノーマルでのモラルもできつつあるのではなかろうか。画面の共有では、参加者に声かけしてから開始、終わって中止ボタン。相手のお顔と天井が写っている、カメラをもちょっと下向きに、うっかりアドバイスしないほうがいい。「下側を見られたくない」は重要なプライバシーである。誰に声をかけるか、日程調整はどうするか、自分がヒマだからといって相手はヒマではない。日本の夜8時はトロントでは朝7時、時差は13時間、ぎりぎりのミーティング開始時間である。ZOOMは操作不慣れ(ドンマイ)はあっても、操作ミスは起こりにくい(ない)。

今朝の地元二氏への発信メール

「心あたたまる即レス、ありがとうございます。ご家族の食事作りや奥様への寄り添い、余人をもって代えがたい尊いことと思います。せかせかした流行りのデジタルで、人間は幸福になりません。想像力こそ、幸せの実感と思います(ご高承の通りです)。わが家に来てからゆっくり成長、観葉植物、テーブルヤシ、コーヒーノキ、の葉色をながめています。ちょっと水を足そうかな。声がけするのはわるいことではない、引き際こそ大事と、自問自答、納得しました。」

備忘録辞典:アーリースモールサクセス(Early Small Success)とは早い段階での小さな成功。大きな引き継ぎ事項は今度もどうにもならないので、目先を変えて看板政策を並べ、マスコミにたくさん書いてもらって支持率を確保する戦術。時間が経つと実態が見えてくる。懸案課題とは長期的な家計目減り、出生率、不安定労働者の増大、失業倒産、基地問題、拉致交渉、本格的な景気回復(日本浮揚)、核兵器廃絶など。

画像はテレビ東京WBSから。SDGsエスディージーズ、Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)。2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、17のゴールと169のターゲットからなる国際社会共通の目標だが、負のスパイラルを起こしている。

朝に祈り夕べに感謝

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