句題:鏡
どや顔の嫌みな奴だアリャ俺か / オンライン自分の顔に疲れ果て
句題:引力
いい女手替え品替え寄る男 / いい男人目しのんで寄る女
句題:外交
民主主義教師づらして説かんとこ / 愛国が他国侮蔑になれば悪
年取るとともに「褒められて」有頂天になり「注意」でフカク傷つくところがある。残り時間がない。もはや努力によって新しい実績を作ること叶わずケナされてリベンジ(挽回)は難しい。もっぱら現状肯定、できれば高評価がうれしい。地下鉄での体験。7つの席に一斉に板こすり(スマホ)をする風景にいかがなものか、でカバンから英会話中国語会話のNHKテキストを取り出しチラ見。やはりスマホが気になり右ポケットからごそごそと。落下防止にストラップを付けている。横の女性の側に触れたらしい。キッと睨まれた。軽い咳をした。足をずらして小突かれた。顔はわからない無言。そこまでやるか。年寄りだと思ってバカにしているのは明らか。分け知り顔の高齢者は「マナーの注意」にプライドが傷つく。
褒められるとすっかりいい気分、もっと云ってと内心がはやす。4年半にわたって200回以上メールで川柳1、2句を送ってくる友人。精神若々しく加齢の自虐ネタがない。毎回率直に感じるところ句評を送る。忖度しない客観評価で辛口も多い。句意はこういうことではないか、と深読みし失礼ながら穿ち(発見)を借りて改作もする。返信にいわく「吉永さんがどんなコメントをするか楽しみです。とても貴重で琴線に触れます。」など。作句の励みのようだ。コメントに努力を要しない。私も気をよくしている。外にも主にメールでここに書くのも恥ずかしいお褒め(お世辞)を書いていただくことがある。ますます気をよくする。
備忘録
画像は赤羽自然観察公園の移築農家&JR有楽町駅から銀座の地図、都心に居て田舎を想う。図書館から借りている本の積ん読が2冊。興味のある分野ではあるが難解ですんなり読めない。返却期限が気になる。図書館のパソコン画面で1回は延長できるので便利。居間のテーブルの上ベッドの上、朝晩に目につくようにして取り掛かり解読を促がす。ずるずると過ぎ栞が停止のまま。図書館地下に背もたれのある椅子がある。そこで1時間後には返すぞという締切時間を設定して読めばなんとか読了できることがわかった。家では気が散る他情報を断捨離、否が応でも空間と時間の制限。編集者が作家をホテルに缶詰めにするのと似る。
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