主婦

古写真 フォトフレームで よみがえる  偏人 

昔はずいぶん沢山の名刺をもらった。日本人だけがやたら好きらしい名刺には所属と階層が必要だった。所属の代表である有名株式会社が産業再編成で姿形を変え、あるいは消滅した。霞が関官庁はブラック企業、不祥事の温床となった。階層のトップにいる社長が論功行賞(ろんこうこうしょう)過去の実績で選ばれ、新時代への改革(本来の役割)ができない。幹部官僚は忖度で神経をすり減らす。所属と階層が色あせれば大半の名刺も安っぽくなる。課長の名刺に達成感、部長の名刺に優越感、所属組織が輝いておればこそ。

組織人より専門家が重視される。メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用へ転換中だそうだ。作家、ピアニスト、料理人、大工さん、弁護士、等々の専門職の名刺は今も価値があるのだろうか。専門家ほどIT時代への対応が遅れ先細り、失職の危険がある。肩書「主婦」の名刺は1枚もなかった。ステイホームの長期化でコーディネーター主婦は存在感を増す。家人の動静に目配りする。厨房や家具を配置する。寝食や衣服を整える。家計を塩梅する。

夫は不要不急のヒマつぶし。妻は必要と緊急で時間が足りない。主婦職は昔も今も輝いている、これからも。世帯をまとめる組織人として家事の専門家として。ハリス副大統領の夫ダグラス・エムホフ氏は弁護士を休職して妻を支える「主夫」になった。今頃になって主婦を持ち上げるのなら40年前からやっておけばよかった。土日、夜間の定時制地域住民だった多くのサラリーマンの思いではなかろうか。私は一貫して世間体と同調圧力に弱い。

備忘録

ブログに書きたいことが次々にわき出て抑えられない。ブレーキになるのはイントロとしてのFacebook川柳である。毎月の句会は未発表に限る。会より前にここに載せられない。重複があればごめんなさい。写真はテレビ画面でお茶をにごす。テレビで記事(書きたいこと)が触発される。バイデンさんの就任演説で聖書に手を置いているのは伝統だが「あ、うちのと同じだ!」と反応した人がいた。添付画像「ひも付け(二つのデータを関連付け)」や河野ワクチン担当大臣の記者会見「誰かマイクをミュート(消音)にしないと雑音を拾っているよ」と注意に(聖書に鈍感な)私は反応した。デジタルやオンラインの専門語がいつの間にかテレビ字幕に出てみんなが口にする普通語になる。それがおもしろい。


朝に祈り夕べに感謝

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